~画像処理技術の応用により、軟包装インクジェット印刷の品質向上を実現~
株式会社SCREENホールディングスはこのたび、当社が開発した「軟包装インクジェット印刷用画像処理技術」について、一般社団法人 日本印刷学会の令和3年度「研究発表奨励賞」を受賞しました。
「研究発表奨励賞」は、日本印刷学会が毎年春と秋に行う研究発表会で発表された報告の中から、特に優れた研究発表に対して贈られるものです。
今回受賞した技術は、株式会社SCREENグラフィックソリューションズが販売を予定している新製品、軟包装向け水性インクジェット印刷機「Truepress PAC 830F」に搭載するものです。軟包装向けインクジェット印刷においては、多数のインクジェットヘッドを用いて幅広かつ高速で、濃度ムラのない高い印刷品質が要求されます。また薄フィルムは搬送の難易度が高いことから、色間の見当精度が課題となっていました。そこで、当社はコア技術の一つである画像処理技術を応用し、スジムラや濃度ムラを補正する技術、色間の見当ズレを低減する技術、見当ズレを直感的かつ定量的にチェックする技術を開発しました。これにより、コストを抑制しながら精緻な調整が可能となり、軟包装インクジェット印刷の品質向上を実現しました。
近年、軟包装業界や印刷業界では、SDGsの目標達成に向けた取り組みが加速しています。当社は社会の持続可能な発展に貢献する企業として、人と環境に優しい製品・サービスを提供するとともに、サステナブル経営に積極的に取り組んでまいります。
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