みずほ銀行でのアンケートのプロモーションで採用
かざすとアプリが起動されるイメージ(このほか、ウェブブラウザやメールソフトを起動する設定も可能)
プチポルタ2本体(左)と電池ケース(右)
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、近距離無線通信技術の国際規格NFC(Near Field Communication)に対応したスマートフォン、おサイフケータイ®向け情報配信端末『プチポルタ2』の電池ケース一体型を、4月17日に発売します。
電池ケース一体型プチポルタ2は、配線不要な小型端末のため、多様な場所への設置が可能なほか、持ち運び利用が可能となります。発売に先駆け、株式会社みずほ銀行で導入され、3月26日よりアンケートサイトへの誘導に利用されています。
【開発の背景】
DNPは、POP(店頭広告)やポスターなどに小型のリーダーライターを組み込み、そこにNFC対応スマートフォンやおサイフケータイをかざすと、ウェブサイトのURL等を配信する情報配信端末プチポルタを2007年に発売し、2011年より薄型・省電力のプチポルタ2を提供しています。プチポルタ2は、NFC対応スマートフォンのリーダーライターモードを設定しなくても利用できるなどの利便性が評価されています。プチポルタ及びプチポルタ2はこれまで店頭での会員登録サイトへの誘導ツールなどとして多数の採用実績があり、約2万台を販売しています。プチポルタ2は外付けバッテリーで駆動できるので、イベント会場などでも活用されていますが、外付けバッテリーはケーブルで接続する必要があり、持ち運びや設置に不便であるため、バッテリーと本体を一体化してほしいという要望が寄せられていました。今回、この要望に応えて、本体と一体型として装着可能な電池ケースを開発しました。
【新製品の概要】
電池ケース一体型プチポルタ2は、小型のため省スペースでの利用や持ち運びに適しています。厚さは15.4mm、重量は約37g(乾電池は含まず)と薄型・軽量で、単4電池2本で約45日間連続稼動*1します。
電池ケース部分は取り外しが可能です。電池ケース部分のみ購入して既存のプチポルタ2に取り付けて使用することもできます。
NFCタグやQRコードにスマートフォンをかざして情報へアクセスする場合、生活者はあらかじめNFCリーダーライター機能やカメラ機能を起動しておく必要があり、起動操作の煩雑さが原因でサービスが利用されない場合がありました。これに対して、プチポルタ2はこれらの機能を起動させる必要がなく、スマートフォンをかざすだけで簡単に情報にアクセスできます。また、おサイフケータイの利用も可能で、より情報にアクセスしやすい環境を生活者に提供し、利用機会の損失を防ぎます。
【みずほ銀行での導入事例】
みずほ銀行は、電池ケース一体型プチポルタ2を採用し、3月26日から、全国の約400店舗で約700台を利用しています。行員がプチポルタ2を店舗内で持ち歩き、来店客のNFC対応スマートフォンまたはおサイフケータイをかざしてもらい、アンケートサイトへ誘導します。また、NFC対応スマートフォン向けO2Oプラットフォーム『TAPLINK®(タップリンク)』*2も採用され、接続先URL管理機能、アクセスログ収集機能などにより、効率的なプロモーションを実現しています。
なお、みずほ銀行は、NFC対応スマートフォン等を店頭のPOPにかざすと、残高照会やATM検索などが行える「みずほ銀行アプリ」がダウンロードできるサービスを2月19日より提供しています。本サービスでは、電源アダプターを使ったプチポルタ2約1600台が、採用されました。
【価格および今後の展開】
価格はロットによって変動します。500台ロットの場合は、以下の価格(税抜き)です。
電池ケース一体型プチポルタ2
12,900円
電池ケースのみの場合
2,900円
TAPLINK
初期費 : 10万円
月額費 : 18万円