国立美術館4館の所蔵作品画像データ貸出サービスを開始
大日本印刷株式会社(DNP)の100%子会社で、美術関連のコンテンツビジネスを行う株式会社DNPアートコミュニケーションズは、独立行政法人国立美術館(所在地:東京)が運営する美術館の所蔵作品画像データ貸出サービスを4月1日に開始します。
独立行政法人国立美術館は、我が国における芸術文化の創造と発展、国民の美的感性の育成を使命とする、美術振興の中心拠点です。東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館の5つの美術館を設置し、それぞれの館の特色にあわせた、個性豊かで多彩な活動を展開しています。
今回の画像貸出サービスの対象となるのは、下記4館の所蔵作品です。
東京国立近代美術館(東京都千代田区)
※本館、工芸館、フィルムセンターの3つの施設のうち、本サービスでは、本館と工芸館の作品画像を扱います。
京都国立近代美術館(京都府京都市)
国立西洋美術館(東京都台東区)
国立国際美術館(大阪府大阪市)
【サービス開始の背景】
DNPアートコミュニケーションズは、国内外の美術館が所蔵する作品の画像データの貸出や権利処理、コンサルティングなどの業務を行っています。これまでに、イギリスの大英博物館やテート美術館、フランスのルーヴル美術館やオルセー美術館、アメリカのボストン美術館やフィラデルフィア美術館、ドイツのベルリン美術館、オーストリアのウィーン美術史美術館、日本の東京国立博物館、東京都江戸東京博物館、徳川美術館、静嘉堂文庫美術館など、国内外の有力な美術館の所蔵する数多くの作品の画像データを取り扱ってきました。
今回、独立行政法人国立美術館との契約締結により、同法人が運営する4つの美術館の所蔵品画像を加えることで、データ貸出サービスの一層の充実を図ります。
【サービスの内容】
国立美術館が所蔵する代表的な作品、約1,000点の高精細なデジタル画像データを貸し出します。貸し出し画像数は、利用者の要望に基づいて随時増やしていきます。
利用者は、DNPアートコミュニケーションズのウェブサイト「Image Archives(イメージアーカイブ)」で、使用したい作品の画像貸し出しの申し込みができます。受け取りは、サイトからのダウンロードか、CD-Rでの送付を選択できます。
作品は、作品名・作者・年代・キーワード(人物、季節等)の項目で検索できます。
画像データは、出版物(書籍、雑誌、教科書、教材等)、TV番組・ビデオ・DVDなどの映像、デジタル商品(電子書籍等)のほか、広告や商品などに利用できます。
画像利用料は、利用する用途および数量やサイズによって異なります。ウェブサイト「Image Archives」の「DNPイメージアーカイブ画像貸出利用料金表」をご覧ください。