エプソンは、カラーラベルプリンター『TM-C3400』(2009年3月発売)にタッチパネルとパソコン機能を搭載し、パソコンを使わずにタッチ操作で簡単にカラーラベル作成が可能な『TMC3400LT』シリーズとして、農産物直売所向けのラベル作成アプリケーションをプレインストールした『TMC3400LT1』と、アプリケーションなしの汎用モデル『TMC3400LT9』の2機種を、本日よりチャネルを拡大して全てのお客様向けに販売を開始いたします。
本商品は2012年9月より、農産物直売所向けPOSシステムメーカーなど一部のベンダー様に販売をしておりましたが、展示会などでもご要望の声が高く、また実際にご使用中のお客様から売上げが30%アップしたなどの高い評価をいただき、このたび販売チャネルを拡大することにいたしました。
近年、各地で「地産地消」の取り組みが推進されており、農産物直売施設の出店が多くなっています。直売所では、多種多様な農産物や農産物を使った加工品を販売しておりますが、その中には目新しい品種や規格外サイズ、調理方法が分からない商品が多くあります。これらの商品の特長や他との違い、生産者のこだわりなどを確実に購入者に伝えることで売れ残りを減らし、売上げ拡大につなげることが直売所と生産者の課題となっています。
『TMC3400LT1』は、カラーラベルプリンターにタッチパネルとパソコン機能を搭載し、さらに農産物直売所や食品加工所などでお使いいただけるラベル作成のアプリケーションとサンプルがプレインストールされたカラーラベル作成機です。パソコンと接続することなくスタンドアローンで簡単にラベル作成が可能です。12.1型の大型タッチパネルで直感的に操作できるため、パソコンに慣れていない方でも簡単にご使用いただけます。
ラベルのサンプルは、「販促ラベル」「原材料ラベル」「玄米・精米ラベル」「酒類ラベル」に分類され、約2万パターンをご用意しています。「販促ラベル」の中には農産物約300品目、加工品約200品目の情報が登録されており、商品に応じたサンプルの選択が簡単に行なえます。文例や農作物、人物のイラスト素材も数多く収録しており、またUSBメモリーを経由して画像を取り込むこともできるので、文字や画像の変更も簡単に行なえ、オリジナルラベルを作成することができます。
また、文字フォントには温かみのある手書き風もご用意しており、生産者の想いをよりアピールすることが可能です。商品の簡単な説明や調理方法をカラーラベルにして貼ることで購入者の目にとまりやすく、商品の特長を伝えることで売れ残りを減らし、売上げ拡大につなげることができます。
【その他の特長】
水や油ににじまない顔料インクを使用。雨の日の搬入や冷蔵保存の加工品にも安心してラベルを貼り付け可能。
ラベルの大きさは4種類から選べ、商品の大きさや内容に合わせて選択可能。
ラベル1枚のコストは、用紙代とインク代を含み、50×35mmサイズで約2円※、72×51mmサイズで約3円※と低コストを実現。外部にラベル作成を発注する際のようにロット注文の必要がなく、必要なときに必要な枚数を作成可能。
※:<ランニングコスト測定条件>【ドライバー設定】ファイン紙ラベル/はやいモード。【出力枚数】1日100枚、1ヶ月3,000枚印刷。【使用用紙】50×35mmラベル:C34SA001、72×51mmラベル:C34SA010。使用環境・印刷パターン・使用紙種・使用サイズによってランニングコストは変わります。ラベル・インク価格についてはエプソンダイレクトショップの掲載価格(税込)を基に算出しています。(2013年2月12日現在)
『TMC3400LT9』は、カラーラベルプリンターにタッチパネルとパソコン機能を搭載したカラーラベル作成機です。用途に応じたシステムアプリケーションをインストールしてお使いいただくことで、医療・製造・流通などラベルが必要なさまざまな業種・業務でお使いいただけます。モノクロラベルでは見落としがちな注意事項などもカラーラベルにすることで視認性が向上し、業務のミスなどを防ぎ、作業効率を向上することが可能となります。また、パソコンと接続しなくても本体のタッチパネル操作のみでラベル作成ができるため、スペースの限られた場所にも設置することができます。
■販売目標台数について
新商品の販売台数は、2機種合計で今後1年間で約500台を予定しています。
■価格・発売日について
新商品の価格と発売日は以下の通りです。
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