印刷とパッケージングの技術で世界をリードするメーカーBOBSTは、紙器市場向け製函機の草分けですが、今回その最新バージョンEXPERTFOLD 50 l 80 l 110を市場に発表します。BOBSTのラインナップで最もポピュラーな機種の1つであるこの製函機の最新版は、今日の変動が激しいリソース集約的な市場に於いて、パッケージの印刷・加工業者が、より高い業績を達成されるよう設計されています。
この新世代EXPERTFOLDは、高度なモジュール化と極めて高い汎用性に加え、たくさんの新機能が装備されたことで、毎分最大450mの速度で、実に多様な形状のボックスを製造できるようになりました。実際このマシンは、ACCUBRAILLEからACCUCHECK、SPEEDWAVE、GYROBOXまで、最も複雑なニーズに適応することができます。また、適合する周辺機器を追加する可能性も提供しますので、加工業者様が高能力の完全製函ラインを組むことも可能になります。
継続的に装備を改良する中で、BOBSTはつい最近、EXPERTFOLDのA3バージョンを導入しました。、これによって、底貼りから4&6隅貼りへの切り替え時間を最大80%削減することが可能になりました。新バージョンで目指したのは、このマシンのオールラウンダー性能を強化し、生産性を上げ、BOBSTのビジョンであるオートメーションと持続可能性を最大化し、加工プロセスの完全デジタル化と連結にさらに近づけることでした。
新デザインのEXPERTFOLDでは、作業性が人間工学的に改良され、マシンの設置面積が削減されました。新しい安全ドアーによって、4&6隅貼りモジュールへのアクセスが容易になり、同時にリーナーデザインが最高の安全性とマシンの背後に開放スペースを提供しています。上部コンベヤーのハンドルのデザインが変更されて、さらに正確かつ安定した位置決めができるようになりました。また、このマシンは空圧式フィーダーランプ(傾斜システム)を装備することにより、オペレーターの作業負担を減らし、設定時間を20%近く削減できるようになりました。これらと他の多くの改良によって、このEXPERTFOLDは、最も新しく進化したバージョンになりました。
「当社のEXPERTFOLDの進化は、我々が加工業者に最高の性能で操作性の良いマシンを、どの様に提供したいかを示すもう一つの例です」と、BOBSTの製函機製造ラインのリーダーであるPierre Binggeliが話しています。オペレーターにとっての明白な利点とは別に、人間工学に基づいた賢明な操作性は、設定時間を削減し、マシン設定の精度を向上させています。「この最近の改良では、設定時間の削減と生産性および箱の品質をさらに向上させることに取り組みました。加工業者は速さを求められているだけでなく、不良品を出荷することを許されないからです。同時に、持続可能な作業環境を構築する上で、ユーザーフレンドリーで実用的であることが重要です」とBinggeliは付け加えます。
BOBSTマシンの制御装置SPHEREも、同様な方向に向けて設計されています。これは現在のプラットフォームと同様に、リピートジョブを呼び込み、マシン機能を制御して昨年発表されたBOBST Connect Essentialパッケージへのアクセスを可能にします。このエンドツーエンドデジタルソリューションを使用すれば、正確なパフォーマンスデータ、プログレスインジケーター、そしてレポートにアクセスすることによって生産性を向上させることができるようになっています。これはまた、優先度の高いリモートサポートを保証します。SPHEREは、BOBST Connectプラッフォームのあらゆる機能を含む設計になっており、機械装備とデジタルソリューションの間の効果的なデータフローを導き、サプライチェーン内の透明性のあるやりとり、生産ワークフロー全体の最適化を可能にします。
Pierre Binggeli氏のコメント:「当社のEXPERTFOLDラインは市場において、最も信頼性が高く優れたパフォーマンスを発揮するインライン製函機であるという非常に高い評判を得ています。もちろん、我々は発展していく市場のニーズに応じて製品ラインの進化を継続していくので、今後も新しい機能を追加してまいります。新しいバージョンが完璧な例です。各々の改良は、お客様の真の利益のためです。迅速な設定とセット替え、そしてIndustry 4.0への移行を念頭に行われています。これが、技術革新ということです。最高の製品であってもさらに改良する方法を継続的に検討することです。」