MacDermid Alpha Electronics Solutions、ヘンケルとHeraeusのソリューションは、高温アプリケーションに高い信頼性を提供します。
電子機器組立材料の主要サプライヤーである MacDermid Alpha Electronics Solutions、Henkel、Heraeus の 3 社は、Innolot (Heraeus & Alpha) および Loctite 90ISC (Henkel) のブランド名で販売されている革新的なはんだ合金製剤について、米国特許商標庁から特許第 US10376994B2 号が発行されたとの通知を受けました。この特許は、2029年6月11日まで有効期限が延長されました。
この技術は、過酷な環境下での電子機器用途に特化した鉛フリーはんだ合金を製造するための共同プロジェクトで開発されました。その結果、標準的な SAC 合金と比較して信頼性性能が著しく向上した合金が誕生しました。10年以上前からエレクトロニクス市場で販売されているInnolotとLoctite 90ISCは、信頼性が高く、熱サイクル、熱時効、耐振動性に優れた合金として広く認知されており、自動車用途やアセンブリに適しています。Innolot/90ISC合金は、標準的な鉛フリープロセス温度でのはんだ付けが可能でありながら、高温アプリケーションの要求に耐えられるように設計されています。
米国特許の発行は、MacDermid Alpha、ヘンケル、Heraeus、および今日の電子機器アセンブリの課題と要求に対応する革新的な材料の開発に向けた彼らの努力の更なる成果です。"今回の米国特許取得は、ヘンケルの技術的リーダーシップを実証し、成長する製品カテゴリーを守ります」と、自動車・エレクトロニクス事業開発マネージャーのロドリゴ・アギラールは述べています。"Loctite 90iSC 合金は、過去数年の間に自動車用電子機器に広く採用されてきましたが、自動車部品や信頼性が最も重要視されるその他の市場でのイノベーションによって、エキサイティングな新たな機会が生まれることを期待しています。
MacDermid Alpha Electronics Solutions、Henkel、Heraeusは、InnolotおよびLoctite 90ISC製品を、はんだペースト、棒はんだ、ワイヤーを含む様々な形態で販売しています。現在、EU(EP1617968B1)と日本(JP5320556B2)で特許を取得しています。
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